交通事故弁護士が提供する裁判サポートとは?気になる流れも解説!

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交通事故に巻き込まれ、裁判に発展したとき頼りになるのが「交通事故弁護士」です。この記事では、交通事故が裁判に発展するケース、弁護士の具体的なサポート内容、裁判に向けた流れをわかりやすく解説。弁護士に依頼するタイミングや選び方もご紹介します。

交通事故が裁判になるケースとは?

交通事故は必ずしも裁判に発展するわけではなく、多くの場合は示談で解決します。しかし、以下のような状況では裁判に至ることもあります。

1. 賠償額に合意できない場合

保険会社や相手方との賠償額の交渉で合意に至らない場合、裁判に進むことがあります。特に、慰謝料や治療費の額に納得がいかない場合、裁判で第三者の判断を仰ぐことが必要です。

2. 過失割合に争いがある場合

交通事故の過失割合は、双方の責任の程度を示すものです。この割合が大きく異なると、賠償額にも影響を及ぼします。相手が自分の過失を認めず、すべての責任を押し付けてくる場合には、裁判で過失割合を明確にしてもらう必要があります。

3. 相手方が示談に応じない場合

示談に応じない、交渉に協力的でない相手に対しては、裁判を起こすことで賠償責任を追及します。相手方が故意に連絡を避けたり、責任逃れを図ったりするケースでは、司法の力を借りることが必要です。

4. 保険会社が支払いを渋る場合

保険会社が提示する賠償額が不適切であると感じる場合や、支払いそのものを渋っている場合には、裁判に訴えて賠償を求めることが必要です。保険会社もビジネスであるため、賠償額を低く抑えようとする傾向があります。弁護士を介して裁判に進むことで、公平な賠償を受けることができます。

5. 後遺症が残る場合

交通事故による後遺症が残ると、その影響は長期間続くため、賠償も大きな金額になります。このため、後遺症等級の認定や賠償額に納得できない場合、裁判でより適正な等級と賠償額を求めることが多いです。

6. 複雑な事故や証拠が不足している場合

複数の車両が関わる事故など、状況が複雑で証拠がはっきりしない場合、裁判で公平な判断を仰ぐことがあります。証拠が十分でないと双方が自己の正当性を主張し合うことになり、合意に至らないため、裁判が必要になります。

裁判に向けた交通事故弁護士のサポートとは?

交通事故弁護士が提供するサポートは、裁判に至るまでと裁判に進んでからに大きく分けられ、それぞれ複数の段階があります。各段階でどのようなサポートを受けられるのか確かめましょう。

裁判に至るまでの段階

1. 相談とケースの分析

まず最初に弁護士に相談するところからスタートします。多くの弁護士事務所では初回の相談を無料で受けているので、気軽に問い合わせが可能です。

この段階では事故の状況や相手の主張について共有し、今後どのような選択肢があるのか、そしてそれぞれの選択肢の見通しについてアドバイスをもらいます。このアドバイスを通じて、冷静に次の行動を考えることができるようになります。

2. 保険会社との交渉

交通事故の後、保険会社と賠償額などについて話し合うことになりますが、相手は保険のプロフェッショナルです。素人ではなかなか有利な交渉をするのは難しく、思わぬところで損をすることもあります。弁護士が間に入ると、保険会社との交渉をあなたに代わって行い、適正で妥当な賠償額を求めることができます。

保険会社が提示する金額は、必ずしも公正とは限らないので、ここで弁護士の力を借りることで、より良い結果を得ることが可能です。

3. 示談交渉のサポート

弁護士は示談交渉においても非常に頼りになります。示談は裁判を避けるための合意を目指すものですが、弁護士がついていると、交渉力が増し、相手に対してこちらの立場を明確に主張することができます。

相手方がこちらに過失を押し付けようとしている場合でも、法的根拠に基づいて正当な主張を通すことができます。

4. 裁判の手続きと進行サポート

示談が成立せず、最終的に裁判に進むことになった場合でも、弁護士が全ての手続きをサポートしてくれます。裁判所への訴状の提出、証拠の収集や提出、さらには法廷での弁護活動まで、全てのステップで支援を受けることができます。

裁判は手間も時間もかかるものですが、弁護士がスケジュール管理や進行を管理してくれるため、安心してプロセスを進めることができます。

交通事故が裁判に進んだ場合のプロセス

交通事故が裁判に進む場合のプロセスと弁護士の役割は、次の通りです。

1.訴訟の提起
裁判所に訴状を提出することで裁判が始まります。弁護士は訴状の作成から裁判所への提出までを担当し、必要な手続きをすべて代行します。

2.証拠の収集・提出
裁判では、警察の事故証明書や医師の診断書、目撃者の証言などの証拠が重要です。弁護士はこれらを整理し、裁判所に適切に提出します。

3.法廷での弁論
裁判では双方の主張を述べ合います。弁護士が依頼者の代わりに法的に有利な主張を展開し、裁判官に対して自分の立場をしっかりと説明してくれます。

4.判決の言い渡し
最後に裁判所が判決を下します。この判決に基づいて賠償額や過失割合が正式に決定されます。判決に納得がいかない場合は、控訴することもでき、その手続きも弁護士がサポートします。

交通事故弁護士を頼むべきタイミングは?

交通事故に遭った直後から弁護士を頼むべきか迷うこともあるかもしれません。基本的には、保険会社からの連絡や相手方との交渉がうまくいかないと感じた時点で、早めに弁護士に相談するのが賢明です。

特に、相手方が過失を否認している場合や、賠償額について納得がいかない場合は、迷わず専門家の助けを求めることで、よりスムーズに進めることができます。
→ 弁護士費用を安く抑えるポイント

意外と知られていない!弁護士費用のサポート
「弁護士に依頼するのってお金がかかりそう…」と心配する方も多いですが、実は交通事故の弁護士費用をサポートしてくれる保険があることをご存知ですか?自動車保険に「弁護士特約」という特約を付いている場合、弁護士費用の負担が大きく軽減されます。この特約について知らない人も多いので、自分の保険に付帯されているか確認してみましょう。

交通事故が裁判になる前に考えておくべきこと

裁判は時間とコストがかかるため、できる限り示談で解決するのが良いとされています。しかし、示談で解決できない場合は裁判に進むことが必要です。そんなとき、弁護士のサポートを受けることで、負担を減らしながら適切な対応ができるようになります。特に事故直後から弁護士に相談することで、証拠集めや交渉を有利に進めることができるので、早めに専門家に頼るのが得策です。

まとめ

交通事故弁護士は、保険会社との交渉から裁判に至るまで、あらゆる面で支えてくれる強力な存在。弁護士費用をカバーしてくれる保険特約を利用すれば、経済的な負担も大幅に軽減されます。事故に巻き込まれたとき、一人で抱え込まず、プロの助けを借りて、納得のいく解決を目指しましょう。

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