自営業者が交通事故に巻き込まれると、収入が途絶えるなど、生活への影響が大きくなりがち。そんなとき、頼りになるのが弁護士です。今回は、弁護士に収入補償を最大限に引き出してもらうためのポイントについて、詳しく分かりやすく解説します。
収入補償の交渉は交通事故弁護士に任せるべし!
自営業者にとって、交通事故による収入減は大きなダメージ。弁護士にサポートしてもらい、権利をしっかりと守る必要があります。この記事では、最大限の収入補償を受け取るために、どう弁護士と協力していくのが効果的か詳しくお伝えします。
1. 交通事故の後に最初にやるべきこと
事故直後は混乱してしまうものですが、最初の対応がその後の賠償交渉に大きな影響を与えます。まず、怪我の具合に関わらず、必ず病院で診断を受けましょう。「ちょっとした痛みだから大丈夫」と思っても、後から重症化することがあります。診断書を取得することで、事故による怪我を証明する大切な書類になります。
さらに、警察への届出を忘れないでください。事故証明は後で弁護士が交渉に使う大切な資料になります。証人がいる場合、その連絡先を記録しておくと、事故状況の証明に役立つことがあります。
2. 自営業者が弁護士をつけるべき理由
自営業者の場合、交通事故によって収入が途絶えてしまうリスクが大きいです。雇用されている人と違って、傷病手当金などの支援がない場合が多いため、収入補償の交渉が非常に重要です。
弁護士は交通事故の専門知識を持っており、保険会社との交渉において強い味方となります。保険会社は最初に提示する補償金額を低めに設定することが多く、一般の人がそれを覆すのは簡単ではありません。しかし、弁護士がつくことで、実際の収入減少を正確に算出し、適切な賠償金額を要求することができます。
3. 収入補償を最大化する交渉術
収入補償を最大限に引き出すには、弁護士と一緒に戦略的な交渉を行うことが必要です。例えば、日々の売上や経費の記録を正確に残すこともとても重要。特に過去の売上と事故後の売上の比較を示すことで、収入減少の証明がしやすくなります。
また、自営業者特有のコスト、たとえば広告費や取引先とのやりとりで失った機会など、見えにくい損害についても細かく主張しましょう。これらのコストは無視されがちですが、弁護士が詳しく説明することで、賠償金の対象に含めてもらえる可能性が高まります。
4. 自営業者向けの弁護士選びの注意点
弁護士選びも重要なポイントです。交通事故に強い弁護士を選ぶことが第一ですが、特に自営業者のケースに精通している弁護士なら、さらに安心です。実績をチェックし、どのくらいの収入補償を成功させたことがあるかを聞いてみましょう。
また、相談しやすい雰囲気かどうかも大事です。自営業者の収入補償は交渉が複雑になりがちなので、こちらの状況をしっかりと聞いてくれる弁護士が良いでしょう。最近では初回相談を無料で行う法律事務所も増えているので、いくつかの事務所で話を聞いてから決めるのが得策です。
5. 保険会社との駆け引きのポイント
保険会社はなるべく補償金を少なくするために、こちらの交渉力を試してきます。そんなとき、弁護士が間に入ることで一気に状況が変わります。弁護士は法律のプロであり、保険会社もその交渉力を無視できません。
例えば、保険会社からの示談金の提示があった場合、それを受け入れる前に必ず弁護士に相談しましょう。示談金の提示額は、多くの場合、交渉の余地が残されています。弁護士がいると、提示された額をそのまま受け入れるよりも、何倍も多くの補償を受け取れるケースが少なくありません。
まとめ
交通事故に遭ったとき、自営業者は特に慎重に行動する必要があります。収入が途絶えるリスクを最小限に抑えるためにも、交通事故の専門知識を持った弁護士の助けを借りることが大切です。事故に遭ったら、まずは信頼できる弁護士を見つけ、しっかりと交渉に臨みましょう。
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